こんにちは、みゆです。
台風が接近しているので、おうち待機しています。
こんな日は、ネットでお買い物とかも合理的だと思います。しかもお得。。。
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さてこれなんでしょう。
(答え出てる!!)
「曲げわっぱ」と思った人・・・「おや?」と思いませんでした?
「曲物(まげもの)」て書いてありますね。
私も知らなかったのですが福岡(博多)では「まげもの」と言うそうです。
お弁当とかの「曲げわっぱ」のイメージが強いので
「へ〜」という感じ。
日本的、なんか良さそう、でもお高いんでしょ、というイメージ。
そんな「曲物」のワークショップを見つけてしまい
雨の中、参加してまいりました。
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この状態からスタートでした。
(丸めるところはどうやってるんだろう、、、半日コースとかでここから出来たらやってみたい)
体験したのは
①上蓋の角をヤスリで丸める
②底の蓋の下側の角をヤスリで丸める(このあたりで既に疲労)
③本体と、蓋の側面を桜の皮で縫う
④蓋をつける でした。
ここ、桜の皮だったんですね。
ガタガタなのは私が縫ったからですよ、、、
アップの写真はバレやすい、、、
側面に「縫いギリ(錐)」で穴を開けて
↑この右側に4つあるのが縫い錐
こうやって持ちます。
桜の皮の、before ・after ↓
豆知識)桜の皮を剥いで大丈夫なのは1年に1回だけだそうです。
1尺サイズ。
福岡も昔は油山でも桜の皮が取れていたそうですが
今は取れないので
吉野山(奈良県)などで皮を剥ぐ職人さんから皮を買っていたそうですが
残念ながら、そのかたが亡くなったため
《《来年から曲物職人さんたちが 自ら山に入って皮をはぐげな、、、!》》
大変。。。
写真はないけど、この桜の皮、
まず丁度良い幅に切って、
その後、両面を小刀で削ぎます。
削ぎ方は、膝の上に当て布を置いて、強目に小刀を足に押し当ててその間を皮を通す!(引っ張る)
ちょっとこわかったけど「刃物は押してもきれない」を理解すれば怖くない。
(もちろん、曲物作成後、足に傷は皆無です)
皮で縫った最後は
玉止めみたいなことはせず、「プチ」っと切るだけ。
あとは本体側の木が膨張して「挟む」から自然と抜けない状態になる。
・・・すごいね。
全く関係ないけど、「木のまな板」も包丁跡が自然と木の膨張で治るて聞いたことあるから
木のまな板、いいな、て思ったことを思い出したよ。
完成後は、絵付けも出来たんだけど
時間が足りず(90分かけて完成)私は絵が無い状態で持ち帰りました。
筆入れも素敵。
なので、私の完成品は、これです!
↑木の木目と留位置は90度になるように!
「どうするのが美しいか」を考えると、確かにそうですね。
あとは側面ね、「左側が上。着物と同じ」だって。
もう少し、曲物の歴史とか教えて欲しかったなー。
でもこの玉樹さん(曲物屋さん)は18代目らしいから
そりゃ歴史が長そうです。
とても良い経験ができました。
「曲物お弁当箱」、手を伸ばすのに躊躇していたけど
買ってみようかな、こういう人たちが作ってくれていたら
いいお弁当箱だろうな、と思えた時間でした。
ありがとうございました。
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