博多曲物ワークショップ(参加しました)

こんにちは、みゆです。

台風が接近しているので、おうち待機しています。

こんな日は、ネットでお買い物とかも合理的だと思います。しかもお得。。。

 

***

さてこれなんでしょう。

IMG_4990

(答え出てる!!)

 

「曲げわっぱ」と思った人・・・「おや?」と思いませんでした?

「曲物(まげもの)」て書いてありますね。

 

私も知らなかったのですが福岡(博多)では「まげもの」と言うそうです。

お弁当とかの「曲げわっぱ」のイメージが強いので

「へ〜」という感じ。

日本的、なんか良さそう、でもお高いんでしょ、というイメージ。

 

そんな「曲物」のワークショップを見つけてしまい

雨の中、参加してまいりました。

 

***

この状態からスタートでした。

(丸めるところはどうやってるんだろう、、、半日コースとかでここから出来たらやってみたい)

IMG_4977

体験したのは

①上蓋の角をヤスリで丸める

②底の蓋の下側の角をヤスリで丸める(このあたりで既に疲労)

③本体と、蓋の側面を桜の皮で縫う

④蓋をつける でした。

 

ここ、桜の皮だったんですね。

IMG_4991

ガタガタなのは私が縫ったからですよ、、、

アップの写真はバレやすい、、、

 

側面に「縫いギリ(錐)」で穴を開けて

IMG_4978

↑この右側に4つあるのが縫い錐

IMG_4980こうやって持ちます。

 

桜の皮の、before ・after ↓

IMG_4982

豆知識)桜の皮を剥いで大丈夫なのは1年に1回だけだそうです。

1尺サイズ。

福岡も昔は油山でも桜の皮が取れていたそうですが

今は取れないので

吉野山(奈良県)などで皮を剥ぐ職人さんから皮を買っていたそうですが

残念ながら、そのかたが亡くなったため

《《来年から曲物職人さんたちが 自ら山に入って皮をはぐげな、、、!》》

大変。。。

 

写真はないけど、この桜の皮、

まず丁度良い幅に切って、

その後、両面を小刀で削ぎます。

削ぎ方は、膝の上に当て布を置いて、強目に小刀を足に押し当ててその間を皮を通す!(引っ張る)

ちょっとこわかったけど「刃物は押してもきれない」を理解すれば怖くない。

(もちろん、曲物作成後、足に傷は皆無です)

 

皮で縫った最後は

玉止めみたいなことはせず、「プチ」っと切るだけ。

あとは本体側の木が膨張して「挟む」から自然と抜けない状態になる。

・・・すごいね。

全く関係ないけど、「木のまな板」も包丁跡が自然と木の膨張で治るて聞いたことあるから

木のまな板、いいな、て思ったことを思い出したよ。

 

完成後は、絵付けも出来たんだけど

時間が足りず(90分かけて完成)私は絵が無い状態で持ち帰りました。

 

筆入れも素敵。

IMG_4984

 

なので、私の完成品は、これです!

IMG_4990

↑木の木目と留位置は90度になるように!

「どうするのが美しいか」を考えると、確かにそうですね。

あとは側面ね、「左側が上。着物と同じ」だって。

 

もう少し、曲物の歴史とか教えて欲しかったなー。

でもこの玉樹さん(曲物屋さん)は18代目らしいから

そりゃ歴史が長そうです。

 

とても良い経験ができました。

「曲物お弁当箱」、手を伸ばすのに躊躇していたけど

買ってみようかな、こういう人たちが作ってくれていたら

いいお弁当箱だろうな、と思えた時間でした。

ありがとうございました。

***

 

◾️福岡、九州に旅に出よう!

◾️ドメイン取得はこちらから

 

コメントを残す